はじめてご来院の方へ

当院のホームページをご覧頂きありがとうございます。

当院は、
『全身の健康は、お口の健康から。食事を愉しめ、健康を維持し、
素敵な笑顔で、生涯に渡り充実した人生を送るサポートをする』
ことを医院の理念としております。

悪いところを治す「治療」はもちろんですが、
治療後には再発しないよう、また良いお口の状態を維持する「予防」
通っていただける歯科医院を目指しています。

「予防」の第一歩は皆様に現在のお口の状態を知っていただくことです。
皆様の歯が長持ちし健康を維持できるよう、有資格者である歯科衛生士と二人三脚で取り組んでまいります。

そのため
「痛い所だけ早く治してくれればいい」
「痛くなったら来ればいい」
「自分の口の健康にあまり興味はない」
という患者様からのご要望にはお応えすることができない可能性もあることを、
予めご理解いただければ幸いです。

「予防」の4つの柱

  • むし歯予防…適切なフッ素を使った効果的な予防方法をご提案いたします。
  • 歯周病予防…唾液検査の結果に応じて皆様個々にあったケア方法をご提案いたします。
  • 悪い歯並び予防…普段何気なくしている悪い癖(舌や唇の使い方)は歯並びに大きく影響します。
  • お口の老化(オーラルフレイル)予防…かむ力、飲み込む力を鍛えていきましょう。

そして、「予防」を重視したケアを患者様に確実にご提供するために、当院より以下のお願いがあります。
ぜひご一読いただき、ご予約またはご相談のご連絡をいただければと思います。

初診の方へお願いしている事

大人の方
1全ての方に唾液検査(¥1,650-税込)を行います。

皆様のお口の現状を正しく診断し、最適な治療を行うためには、「唾液検査」が不可欠だと考え、全ての方に受けていただいております。
(詳細はフォーム内の紹介動画をご覧ください。)

  1. 当日、ご来院頂いてから唾液検査の日程はご案内いたします。唾液検査を行う当日は、ご来院2時間前よりご飲食をお控えください。検査所要時間は5分程度です。
  2. 後日、検査結果をご説明するお時間を頂いております。患者様にあった治療と予防ケアをすすめていきます。
  3. お痛みがある場合、当日は応急処置を行います。本格的な治療は検査後から開始致します。
2カウンセリングを行うためのお時間を頂いております。

症状を治すことはもちろん大事ですが、患者様の思いや疑問・ご希望をお聞きし、お互いに信頼関係を築いていくことも診療を行う上で非常に重要だと当院は考えています。
そこで最初に、患者様が今回、来院しようと思われた動機や、症状などで不安に思っていること、また、将来においてお口の健康に対するお考えやご希望などをお伺いする時間をいただいています。
専用のカウンセリングルームで、担当スタッフまたはドクターに率直なお気持ちをお聞かせ下さい。

  • 初診日当日は応急処置を行いますが、治療は行いません。
  • ご予約が混みあっており2,3週間間隔でのご案内になっております。
お子様
1永久歯「むし歯ゼロ」を目標に、むし歯をつくらないように一緒に頑張りましょう!

当院では、お子様のお口が「永久歯がむし歯ゼロ」を目標にしています。
なぜなら、永久歯は一度削ってしまうと、削っては詰める治療を繰り返さないといけないからです。

保護者の方ご自身がむし歯で困った経験のある場合、お子様にはむし歯になって欲しくないと思うのは自然なことでしょう。しかし、実は幼少期のむし歯は保護者の方からうつることで発生します。

永久歯がむし歯ゼロになり、お子様のお口が健やかな成長を促すためには、歯科医院とご家庭の二人三脚で取り組んでいただく必要がございます。

むし歯になりにくいお口の環境作りは、幼少期(とくに3歳までが大切です)から始まります。
その目標に向かって一緒に取り組んでみませんか?

お子様がむし歯ゼロになることは保護者の方ができる最高のプレゼントではないでしょうか。

2むし歯を進行しないようにするため、定期的な受診をお願いしております。

保護者の方はお忙しく、仕上げ磨きもままならない場合もあるかと思います。
そんな中でなるべくご負担なく効果が出る方法を一緒に考えていきたいと思っております。

むし歯を進行しないようにする方法として気をつけることは、以下の3点です。

  1. 「フッ素」(フッ素の働き、フッ素の利害の理解、効果的なフッ素塗布の仕方など)
  2. ②「食習慣」(飲食回数、方法、おやつの選び方、飲み物の選び方など)
  3. ③「歯みがき」(歯磨きの習慣の付け方、仕上げ磨きの方法、最適な歯ブラシの選び方など)

その中でもっとも効果があるのは①「フッ素」を適切に使うことです。

3カ月おきに歯科医院で塗るフッ素と、ご自宅で使っていただく就寝前のフッ素洗口はむし歯を進行させないためにとても有効です。

定期的に受診していただく事で、むし歯が進んでいないかチェックができます。
お自宅でのケアができているかのチェックを行い、適切なフッ素塗布の時期をフォローしてまいります。

 その他 むし歯以外で気をつけなければいけないポイントとは?

むし歯以外に気をつけたい問題としては、

○歯肉炎
歯茎が腫れている、歯みがきの時に出血する、口臭がする、など

○歯並び
生えてきた大人の歯の歯並びがガタガタしているが大丈夫か?
(生え変わりの始まる小学校1,2年生の保護者の方からよくいただくご相談)

○歯ぎしり

○お口がぽかんと空いている時が多く、お口の乾燥や口臭が気になる などがあります。

特に歯並びに関しては、飲み込む時の「舌」の動かし方や癖が大きく関係しています。
(1日に飲み込む回数は1000回あるといわれています。実は小さい力でもかかり続けると歯並びに大きく影響していきます)
当院では歯並びの改善策や、癖を治すアクティビティーをご案内しています。

  • 初診日当日は応急処置を行いますが、治療は行いません。
  • 治療が必要な場合はトレーニングを行ってから治療に入ります。

診療の流れ

以下が当院の診療の流れです。

大人の方

1日目(治療希望の方) 応急処置と今後のスケジュールご説明
2日目 予防システム1回目:口腔内診査 唾液検査 位相差顕微鏡にて細菌検査 歯周病検査 予防の推奨
3日目 予防システム2回目:検査結果ご説明 歯石除去 歯周病治療開始
4回目~ むし歯治療開始 歯周病治療継続
メンテナンスへ

くろかわ歯科の診療の流れ:成人

お子様

1回目(治療希望の方)応急処置と今後のスケジュールご説明
2回目 お子様むし歯ゼロに向けてのご説明とフッ素についてのご案内
3回目~ 虫歯治療
メンテナンスへ

くろかわ歯科の診療の流れ:小児

初診の際の問診票ダウンロード

成人用 問診票 小児用 問診票 ※PDFファイルが開きます。印刷・ご記入の上、初診の際にお持ちください。

検査内容

初回の検査内容は以下の通りです。
レントゲン写真
① レントゲン写真
見た目だけでは分からない位置にできているむし歯や神経の状態などを診査します。また歯を支えている骨の状態を確認し、歯周病の進行状態を確認するために、お申し出の部位のほかにもお口全体のレントゲンを撮影します。
口腔内写真
② 口腔内写真
現状の写真を撮影し、実際に患者さんに見ていただきながらお口の中の状態をご説明します。また、歯科医師、歯科衛生士が写真をもとに治療計画や経過を判断する参考にさせて頂きます。
歯茎の検査
③ 歯ぐきの検査
目盛りのついた器具を使って、歯と歯ぐきの溝の深さを測ります。炎症や腫れがある場合は、出血を伴ったりウミが出たりします。その有無と部位を確認します。
④ 位相差顕微鏡(歯周病菌の確認)
歯周病菌の数や種類を顕微鏡で確認し、お口の中の歯周病菌を実際に見ていただきます。
虫歯の検査
⑤ 虫歯の検査
専用ライトで虫歯がないかお口の中を確認していきます。レントゲンと照らし合わせてチェックします。
レポート
⑥ レポートにまとめお渡しします
目盛りのついた器具を使って、歯と歯ぐきの溝の深さを測ります。炎症や腫れがある場合は、出血を伴ったりウミが出たりします。その有無と部位を確認します。
上記①~⑤の項目を実施した後、結果を踏まえたあなたのお口の状況をご説明いたします。

『検査』について、よくあるご質問

① 費用はかかるの?
唾液検査のみ材料代 1,650円(税込)かかります。
それ以外は保険の範囲内の検査となります。
無料ではありませんが、治療を進める上で不可欠な項目ですのでご理解の程よろしくお願いいたします。
② 痛みはあるの?
基本的には痛みは生じませんが、歯周検査の一つであるポケット検査につきましては、
歯茎の深さを測りますので、お口の状況によっては歯茎を触る程度の痛みが生じる場合があります。
③ レントゲンは必ず撮らないといけないの?
レントゲンは目視では確認できない情報が把握でき、最適な治療計画を立てる上で不可欠です。
放射能や被爆をご心配される方もおられますが、実は誰もが毎日放射線源(放射性物質)を浴びて生活していますし、テレビや電子レンジなど電子機器からも放出されており、また食事をする食べ物からも実は放射線源(放射性物質)は出ています。

食事による内部被曝は年間平均410マイクロシーベルト(0.14ミリシーベルト)で、東京~ニューヨーク間を飛行機で往復するとおよそ200マイクロシーベルト(0.2ミリシーベルト)もの放射線源(放射性物質)を浴びることになります。

その点、歯科のデンタルレントゲンは1回で1~8マイクロシーベルト(0.001~0.008ミリシーベルト)であり、仮に年に数回レントゲンを撮っても大きな被害を受けませんし、取り込まれた放射線源(放射性物質)は新陳代謝によってある程度排出されます。万一のことを考慮し、ご妊娠中の方は撮影いたしませんが、日常生活を送る上で過度に気にされる必要はありません。
④ 時間はかかるの?
30分ほどお時間をいただいております。
そして、「痛いところを治す」はもちろんのこと、「なぜ痛くなったのか」を一緒に考え、
「再び悪くならない」ためのケアを大切にしています。