2025年 1月 の投稿一覧

メンテナンスの患者様のご予約状況について

ご来院頂き誠にありがとうございます。

現在、衛生士が担当しているメンテナンスのご予約状況ですが、予約受付が2ヶ月程度先のご予約になっております。

予約が取りにくくなっており、誠に申し訳ございません。

ご予定が決まっておられる患者様におかれましては、早めのご予約をいただければ幸いでございます。

またキャンセル待ちをご希望の患者様は対応いたしますので、ご連絡をいただければと存じます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

細菌とウイルスの違いと感染症予防

武蔵中原のくろかわ⻭科クリニックです。

こんにちは。昨年末からインフルエンザが猛威を振るっています。

冬はさまざまな感染症が流行る季節ですが、「感染症」といっても、原因が「細菌」や「ウイルス」によるものがあります。何となくは知っていてもどのような違いがあるのかよくわからない方が多いと思います。

◆「細菌」…抗生剤が効く

地球上で数千種類確認されている単細胞生物です。栄養源があれば自分と同じ細菌を増殖させて増えていきます。人間や動物の体でも皮膚や気道、口腔内、尿路、消化管等、体内外にも存在しており、多くの場合は特に何の害を起こすこともありません。

ですが、病気を引き起こすいわゆる「病原菌」になるものもあります。細菌が原因の病気で一般的に知られるものとしては

・食中毒 ・結核 ・肺炎 ・膀胱炎 ・破傷風 ・百日咳 ・梅毒 ・腸チフス 等

があります。

◆「ウイルス」…抗生剤は効かない。抗ウイルス剤はまだ少数

細菌よりもさらに小さく、自分で細胞を持たないため、体内に入ると、他の細胞の中に入り込んでその中で自分のコピーを作って増えていきます。ウイルスが原因の病気で一般的に知られるものとしては

・インフルエンザ ・新型コロナウイルス感染症 ・ノロウイルス感染症 ・ヘルペス
・はしか ・風疹 ・水ぼうそう ・おたふくかぜ ・肝炎 等

があります。

むし歯や歯周病は細菌によるものです。お口の中がヌルヌルした感じになることがありますが、これはバイオフィルムと呼ばれ、細菌ががっちりスクラムを組んだ状態で、その内側でむし歯や歯周病などの病原菌を増殖させてしまいます。

特に歯周病菌が炎症を起こした歯肉から血管内に入ってしまうと糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など、全身のさまざまな病気のリスクが高まります。

バイオフィルムは日常の歯磨きでは取り除くことができませんので、歯科で専用の器機を使ってバイオフィルムを取り除く処置(PMTC)を定期的に受けることが大切です。

 

インフルエンザや新型コロナウイルスなど、感染症予防の基本は「手洗い」「マスク着用」「咳エチケット」です。新型コロナウイルス感染症の流行期に取り組んでいたことを今一度確認して、感染症から自分や周囲の人を守りましょう。お部屋のこまめな換気や加湿も大切です。

出典:国民の皆さまへ |厚生労働省

2月の医院からのお知らせ

武蔵中原のくろかわ歯科クリニックです。

2月の休診日

2月5日(水)、2月19日(水)、2月26日(水)

※水曜・日曜・祝日は休診
 

2月の矯正日

2月1日(土)AM2月10日(月)PM

2月14日(金)PM2月15日(土)AM

 

当院の診療スケジュールは、トップページのカレンダーからもご確認いただけます。

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どうぞよろしくお願い致します。

1人で治療チェアーに座れないお子様には Knee to Kneeで対応

お子様の歯科治療で大切なのは、お子様が安心して治療を受けられる環境づくりです。当院では、お子様の恐怖心を軽減し、歯医者さんに慣れるために「Knee to Knee」を導入しています。この方法は親御様とお子様が一体となって歯科受診に取り組む画期的な方法です。この記事では、その詳細とメリットについて解説します。(※検診のみKnee to Kneeが可能です)

  1. Knee to Kneeとは?

1-1. 子供の恐怖を軽減する方法

Knee to Kneeは、お子様の心理的な負担を減らすために考案された方法です。親御様が治療に参加し、お子様を膝の上に抱えることで、親御様の存在を近くに感じながら安心して治療を受けられます。特に初めての治療や不安を抱えるお子様に有効です。

1-2. 学術的背景

Knee to Kneeは、小児歯科の現場で実践されている方法で、多くの研究に基づいて効果が証明されています。当院でもこの方法を積極的に採用し、お子様がより良い体験を得られるよう努めています。

  1. Knee to Kneeの実施手順

2-1. お子様と親御様の構え方

  • 親御様と歯科医(衛生士)の膝と膝を合わせる
  • 親御様とお子様は向き合い抱き抱える
  • お子様の頭を衛生士の膝に寝かせる
  • お子様と親御様は手を繋ぐ

親御様の存在を感じながら検診を受けられる環境を作ります。この姿勢は、お子様に安心感を与えスムーズに進める鍵となります。

2-2. 歯科医と親御様の連携

歯科医(衛生士)と親御様が連携することで、治療のスムーズさが向上します。当院では事前に親御様へ手順をご説明し、「楽しく通ってむし歯ゼロ」への信頼関係を構築しています。

  1. Knee to Kneeのメリット

3-1. お子様の恐怖解消

お子様が親御様の近くで口を開けることで、恐怖心が軽減されます。特に小さなお子様には、親御様の存在が大きな安心感となり、スムーズに歯科受診が進む要因となります。

3-2. 治療における親御様の安心感向上

親御様が見守ることで、お子様だけでなく親御様自身の不安も軽減されます。また、お口の状態を間近で確認できるため、信頼感がさらに深まります。

  1. Knee to Kneeの代表的メリット

4-1. 親御様の積極的な参加

親御様が積極的に検診に参加することで、親子間の信頼関係が強化されます。当院では、親御様にこの方法のメリットを丁寧に説明し、ご協力をいただいております。

4-2. お子様との絆の深まり

Knee to Kneeは、親御様とお子様が一緒に歯科医院に通院する経験となります。この経験により、生涯に渡りお口の健康へ価値の高い人生になることを願っています。

  1. Knee to Kneeのポイント

5-1. 親御様としての関わり方

治療がスムーズに進むためには、親御様の理解と協力が必要不可欠です。当院では、事前説明を徹底し、親御様と治療方針を共有しています。

5-2. 医療者としての改善

歯科医療者として、Knee to Kneeを最大限に活用するため、スタッフ教育を行い、継続的な技術向上に努めています。

  1. まとめ

Knee to Kneeは、お子様の恐怖を和らげ、親御様との信頼関係を深める効果的な方法です。当院では、この方法を推奨し、親子で安心して通える歯科医院を目指しています。歯科治療に不安を感じている方も、ぜひ当院にご相談ください。一緒にお子様の笑顔を守りましょう!